2008年9月15日 (月)

ブラックジャック

みりんが好きな本の一つに、ブラックジャックがある

小さい頃から病院に憧れて、いたこともありそのマンガの本を見つけて読んだときの

衝撃は今でも忘れない。。。

初めて買ったマンガの単行本は「ブラックジャック10巻」

まだ内容も理解できない所もあったが、のめりこむ自分がいた。

病院が好き。注射が好き、薬が好き、なぜなんだろう・・・

小さい頃から喘息を持っていて、病院に通っていたせいだろうか?

病院の消毒の匂いを嗅ぐと、なぜか安心する

かかりつけのお医者様は、看護師もいないドクターと事務の2人だけの診療所

いつもメガネが少し下がり気味にした目で見つめ

「きょうはどうしたんだい?」と聞く

厳しい先生だと聞いていたが、とても優しい先生だとみりんは思う

物心付いていた時には、50台半ばの先生

言葉が少ないのだが、なぜか好きな先生だった。。。

いつか、こんな所で働いてみたいと思う事が多くなった

その先生が亡くなる時、自分はガンでこの日の何時何分に死ぬだろうと

自分で診断して亡くなったそうだ・・・

そんな事も知らないある日に、何十年かぶりにその先生の夢を見た

白衣を着たその先生と一緒に歩いていると、先生が突然倒れてしまった

目の前には細くて長い道が曲がりくねり、周りは真っ暗闇

その先には自分の実家がある

倒れている先生を泣きながら見ていると、何処かの男の人が

「君はあそこへ帰れ!」と叱る

みりんは「いやだ!ここにいる!」そう言うと

「帰らなきゃ駄目だ!」そう叱られ、とぼとぼと自分の家に向って歩き出す

怖いけど帰らなきゃ駄目なんだ・・・そう思っている所でふと目が冷めた。。。

後から母親に、無くなった知らせを聞いた・・・

最後に会いに来てくれたのだろうか・・・ふとそんな事を思う。。。

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2007年9月30日 (日)

父、倒れる

みりん11歳 その2

夏の暑いある日。。。2階の自分の部屋でラジオを聞きながら、マンガを読んでいるみりん

外からなんか声が聞こえたような気がした。。。

「あっ・・・ラジオの音大きかったかなぁ。。。」

ラジオの音量大きくて怒られたのかと思い、ラジオの音を小さくした

時間が少し経ち、1階の居間に行くと、一緒に住んでいる祖母が

「アイス食べるか?あぁ。。。お父さんにも持っていってくれないか?」

「うん。。。」

そう言われ、アイス片手に、外で仕事をしている父の元へ・・・

「お父さん何処かな?」

そう探していると、トラクターの下に横たわっている父を発見

「お父さん、どうしたの?!」

「母さん、呼んで来てくれ・・・」

何が起こったかわからないまま、夢中で母を探しに走る

あちこちの田んぼで作業しているので、探すのが小学生のみりんにとっては困難だった

すぐ近くの自宅にいる祖父母に知らせることなんて、頭にもなかった。。。

やっと見つけた母に、泣きながら。。。

「お母さん、お母さん!!」

「何?どうしたのさ・・・」

「お父さんが。。。お父さんがトラクターの下で動けなくなって、お母さん呼べって・・・」

急いで父の元へ母と走る。。。

家の中にいた祖父母にも知らせてきて、動けなくなった父をどうするか悩み、

1本の硬く長い板を身体の下に敷き、家族全員で家の中に運んだ。。。

このままでどうしようもなく、救急車を呼ぶことにした

まもなく救急車が到着、近所の人も集まる中、みりんは祖父の車に乗って病院へ・・・

「どうしよう。。。お父さんがこのまま動けなくなったら。。。」

「大丈夫だ。。。お父さんは大丈夫だよきっと・・・」 泣きじゃくるみりんを励ましてくる祖父

看護婦さんに案内された個室にみりんの父がいた。。。

どうやら、腰が痛くて動けなくなったらしい。。。

病名は「腰椎椎間板ヘルニア」

痛みは薬で少し治まったが、歩ける状態になく、入院となった。。。

ベッドに横たわって、苦痛な表情をしている父の姿を見て、

これから、父のいない家はどうなってしまうのだろう。。。

そんな不安を胸に抱きながら、家に帰るみりんであった・・・

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2007年9月 9日 (日)

いじめ

みりん11才

高学年になると、急に増える数人のグループ行動

この友達とは合わない、この友達と一緒にいれば大丈夫

こんな小さな社会で、色々と駆け引きを考える

みんなで一緒に。。。なんてうわべだけ・・・そんな大人みたいな事が始まる

昔も今もいじめは無くならない。

育った環境だったり、容姿だったり、理由はさまざま・・・

みりんのいじめは突然始まった。。。

今まで仲良くしていた友達が急に無視するようになった。。。

みりんが好きだった人からの手紙が、下駄箱に入っていた

そんなことはありえない・・・好きだった男の子は転校したから・・・

手紙の文字を見て初めて、いじめの大将が分かった

登下校一緒のスクールバスに乗る、一番の友達だと思っていたキミ代だった

「なぜ?どうして?私があなたに何をしたの?」

そんな友達の裏切りにとてもショックを受けた。。。

いつも同じ停留場で降りる、下級生にも何か言ったようだった

「キミ代ちゃんがね、ひどいんだよ~みりんちゃんと話するなって言うの!」

とその女の子が教えてくれた・・・

学校に行っても、みんなに無視され、3人ほど喋ってくれる友達がいた事が唯一の救い

親には話せず、学校に行きたくない、辛い日々

そんな状態が3ヶ月位経ったある日

いじめの大将だったキミ代の親が、人身事故をおこし、刑務所に入ることになった

瞬く間にその噂は広がった。。。

その瞬間からいじめが消えた。。。

「やっぱり、あの子だったんだ・・・ふん!いい気味」みりんは思った

キミ代に話しかける子がいなくなり孤立し、みりんとキミ代の立場が逆転した

スクールバスに乗るときもいつもみんなと遊んでいたのに、一人でぽつんと玄関に座ってるキミ代

そんなキミ代を見ていたみりんは、なんだか可愛そうに思えてきた・・・

「やっぱり、話しかけてあげよう!キミ代が悪いことしたわけじゃないんだもん」

いじめのことなどすっかり忘れて、みりんは話しかけた

「一緒にバス座ろうよ!」

「うん。。。」

キミ代に少し笑顔が戻ってきたようだった。。。

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習い事

みりん10才

音楽が好きで、よく聞く音楽は歌謡曲

その頃のアイドル、天地真理や山口百恵の大ファンだった。

幼稚園の頃から、家には親戚のお姉ちゃんからもらったオルガンがあった。

ようやく、オルガンを習いたいと言い始め、親と一緒に楽器店に問い合わせると

「もう10さいだからね~習い始めるなら、オルガンやるよりは、

ピアノかエレクトーンの方がいいですよ!」

そんな答えが返ってきた。。。

「えっ?最初からピアノなの?」みりんはそんな風に思っていた・・・

昔はオルガンを習ってから、ピアノやエレクトーンに移行するのが主流だと考えていたが、

はじめるには遅すぎた年齢だったらしい・・・

みりんはピアノを始めることにした。

始める季節も途中半端だった為、個人で教えている先生を紹介された。。。

お店を経営している、3階にピアノのレッスン場所があった。

いつもお店の中を通っていくと、レッスン場所に行くまでにいつもいい香りが漂っている

その香りが漂うと、大人の感じの香りのような気がした

それがコーヒーの香りだと気づいたのは、何年も先のことだった・・・

初めは簡単だったので、楽しくてしょうがなかった。。。でも段々と練習をサボるようになると

先生に酷く叱られ、曲を1曲も弾かずに『今日はもう帰りなさい』と言われたこともあり、

泣きながら帰ったこともあった

辛い。。。でもやめたくはない。。。

なぜなら、自分から習いたいと言い出したのに、途中半端に辞めたら親になんていわれるのか

と言うことがすごく頭の中にあったからだ。。。

父親が習ってもいないのに、両手で旋律だけ引いていた『ショパンの別れの曲』

「お前この曲引けるようになるのか?」と言われていた

今辞めたら、「やっぱりお前には無理だったな!」と言われたくない一心で8年間習い続けた

でも完全に弾けるまでは上達はしなかった・・・

でも、親から一度も『練習しなさい!』と言う言葉を聞いたことは無かった。。。

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2007年8月28日 (火)

初恋

みりん9才
クラス替えがあり、せっかく仲良くなった友達とも離れ離れ。。。
男女の恋愛なんて、まだ分からないこの頃、ちょっとトキメク男子を見つけた
男子にふざけ半分で悪口言われている時でも、決してその子だけは言わない
目がクリクリしていて、スラ~ッと細身で、いつも無口だったけど、優しい男の子
席が隣同士になり、教科書を忘れて、見せてもらう事になり、
机をくっつけて、ドキドキした記憶
これが恋なのかなぁ・・・
音楽の時間にリコーダーの2重奏のテストのとき、彼と偶然にもペアになった
演奏を終わると先生から
『これが本当の二重奏だよ!』とみんなの前で褒められ拍手を貰った

すごく嬉しかった・・・彼と出来たことに感謝!

・・・でも3年生の終わりに彼が転校してしまった・・・
すごく悲しかった・・・1年間しか一緒にいられなかった・・・
みりんの初恋は、はかなくも終わってしまった。。。

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2007年8月27日 (月)

初めての試練

みりん8才

合併の為に、真新しい学校に転校してきて、初めて大勢の人だかりを見た・・・

全校児童が60人くらいしかいなかった環境から、一変、全校児童1000人規模の学校

全校集会で、一人ずつ転校生は、マイクを持って自己紹介には足が震えた・・・

1学年、一クラス40名 学年では4クラス

同じ学校から転校してきて、同じクラスになったのは男子が一人だけ・・・

引っ込み思案なくせに、マイペースなみりん

果たしてこの中やっていけるのであろうか。。。孤独感に陥ることもしばしば・・・

クラスの担任は女の先生だったが、あまり気配りも無く好きではなかった。。。

初めてクラスに入って驚いたことは、机の上にアナライザーがついていない!!

アナライザーとは、前の学校では複式学級を取られていたため、

2学年同時に勉強を進めるには、必要不可欠であった・・・

機械が机の角についており、番号が1 2 3と書いてあり、先生が黒板に書いた問題を

その機械によって答えていたのだ

先生の机に、一斉に見渡せる児童の名前のついた機械があり、正解だとランプがつく

昔にしてはとても画期的な道具だ

そんな教育を1年間受けていたので、手を上げて発言すると言うことが、

こんなにも恥ずかしいものなのかと悟った みりんなのであった。。。

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2007年8月26日 (日)

みりんの少女期

少女期

みりん7才

父親が卒業した小学校へ入学

学校は家の田んぼをはさんで向かい側 

過疎化した地域にて、学校は分教室だ

入学してきたのは男の子6名女の子3名の計9名

複式学級が取られていたので、1年生は2年生と同じ教室

運動会では女の子が3人しかいなく、いつも3位以内に入賞

リレーの選手にもなれるという得点もあった

そんな学校の周りは自然がいっぱい。。。

川でタニシやカニを釣ったり、学校の裏の木でクワガタ取ったりと自然を満喫

・・・というより、遊びものがそれぐらいしかない。。。

近所のお店は自転車で5分くらいの所に1軒のみ

昔からおじちゃんおばちゃんがやってる店

子供がすきそうな駄菓子や、日用品がそろっている

いわゆる田舎のコンビニ・・・夜6時には閉店する。。。

夏にはアイスを買いに子供達が群がり、時間が遅くなると

「早く気つけて帰れよ~」とおじちゃんの声・・・

冬になると、吹雪ですぐ道がふさがって1メートル以上にもなる

除雪車なんて来ないから、長靴には母親が編んでくれた「きゃはん」を付け、

雪をこいで学校へ

たまに雪が硬くなり、その上を歩くことが出来る

スキーを履いて学校に来るものもいた・・・

そんな冬すぎ、春を迎えたある日の事。。。

学校が分教室から、街の学校に合併されることが決まった

2年生の5月、真新しい街の学校に転校となる。。。

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2007年8月20日 (月)

みりんのはじまり

みりん。。。静かな町並みの二人兄弟の妹として誕生

住んでいる家は一軒家だが、ふたを開けてみると大所帯

祖父母、両親 兄 みりんの父親の兄弟・・・合わせて9人

どちらが産まれるか賭けをされながら、産まれて来たのが、みりんであった・・・

幼少期

4つ違いの兄を持ち、いつも遊ぶのは、戦いごっこ

いつも泣かされているみりん。。。

従兄弟が近くに住んでいて、いつも兄の長靴を履き、

歩いて家まで遊びに行っていたが、男の子ばかりで、外遊びが多い

周りに一緒に遊ぶ女の子がおらず、家では一人でお人形遊びが好き・・・

「今日はここけがしたから、包帯巻いておきましょうね~」

お人形にはなぜかいつも絆創膏や包帯が巻かれている・・・

置き薬に入っている絆創膏を、いつも出しては使っていた

のちに父親に『バンソウコウ魔』と呼ばれるようになる。。。

幼稚園入園

2年保育が最高に長かった時代・・・一般的には1年保育で半日保育が主流

初めての小さな社会。。。引っ込み思案でマイペースのみりん

あまりお友達が出来なかったがいつも一緒のバスに乗って通っている隣のクラスの男の子が、

帰りにいつも迎えに来てくれる

「みりんちゃ~ん!時間だよ~~~」「は~い!」

帰りにいつも紙芝居が途中までしか見られなくて、先生におやつをチリ紙に包んでもらい

走ってバスに向かう

そう。。。一般のバスを乗るのに駅まで走っていく、、、定期券を紐で首からぶら下げて。。。

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