父、倒れる
みりん11歳 その2
夏の暑いある日。。。2階の自分の部屋でラジオを聞きながら、マンガを読んでいるみりん
外からなんか声が聞こえたような気がした。。。
「あっ・・・ラジオの音大きかったかなぁ。。。」
ラジオの音量大きくて怒られたのかと思い、ラジオの音を小さくした
時間が少し経ち、1階の居間に行くと、一緒に住んでいる祖母が
「アイス食べるか?あぁ。。。お父さんにも持っていってくれないか?」
「うん。。。」
そう言われ、アイス片手に、外で仕事をしている父の元へ・・・
「お父さん何処かな?」
そう探していると、トラクターの下に横たわっている父を発見
「お父さん、どうしたの?!」
「母さん、呼んで来てくれ・・・」
何が起こったかわからないまま、夢中で母を探しに走る
あちこちの田んぼで作業しているので、探すのが小学生のみりんにとっては困難だった
すぐ近くの自宅にいる祖父母に知らせることなんて、頭にもなかった。。。
やっと見つけた母に、泣きながら。。。
「お母さん、お母さん!!」
「何?どうしたのさ・・・」
「お父さんが。。。お父さんがトラクターの下で動けなくなって、お母さん呼べって・・・」
急いで父の元へ母と走る。。。
家の中にいた祖父母にも知らせてきて、動けなくなった父をどうするか悩み、
1本の硬く長い板を身体の下に敷き、家族全員で家の中に運んだ。。。
このままでどうしようもなく、救急車を呼ぶことにした
まもなく救急車が到着、近所の人も集まる中、みりんは祖父の車に乗って病院へ・・・
「どうしよう。。。お父さんがこのまま動けなくなったら。。。」
「大丈夫だ。。。お父さんは大丈夫だよきっと・・・」 泣きじゃくるみりんを励ましてくる祖父
看護婦さんに案内された個室にみりんの父がいた。。。
どうやら、腰が痛くて動けなくなったらしい。。。
病名は「腰椎椎間板ヘルニア」
痛みは薬で少し治まったが、歩ける状態になく、入院となった。。。
ベッドに横たわって、苦痛な表情をしている父の姿を見て、
これから、父のいない家はどうなってしまうのだろう。。。
そんな不安を胸に抱きながら、家に帰るみりんであった・・・

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